2016年6月6日月曜日

小型有袋類に会うーフクロミツスイ・フクロモグラ

 オーストラリア博物館の陸生脊椎動物部門で現生の小型有袋類を堪能しました。
食性との関連がはっきりしている例があります。

この小さなネズミのような有袋類は
フクロミツスイHoney Possum
Tarsipes rostratus です。
以前ユーカリの花の蜜を吸う有袋類として紹介しました(5/28)。
体長は10センチに満たなく,メスが大きい。
(学名のTarsipes spenserae はシノニム:同一種の異名)
顎の形状,特に下顎は棒の様に細くなっています。
(1目盛り7mm)
歯式はI2/1 C/1/0 P1/0 M3/3=22。
歯は小さくなり広い歯隙をもち,
この標本では大臼歯が2本に減っています。
細長い空隙を舌を使って蜜を吸うのでしょうか。
こちらは金色の毛皮を持った
フクロモグラSouthern marsupial mole :
Notoryctes typhlops
もちろん有袋類である。
顎には明瞭なトリボスフェニック型臼歯(哺乳類の祖先型の臼歯)が植立し,
口蓋がしっかりと食物を抱え込むように発達し,
がっしりとした頭蓋も咀嚼機能の充実をうかがわせます。
地中の昆虫類やその他の小動物を餌としています。
珍しい標本の案内や文献の助言もいただいた学芸員の
サンディ博士 Dr Sandy Inglebyと。
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博物館を出るとハイド・パークから望む夕空が,シドニー湾の方角に広がっていました。

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