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2024年10月17日木曜日

スーパームーン (2024/10/17)

今年最も大きな満月。

国立天文台によると、今年最小の満月(2月24日)と比較すると、地球と月の中心を結ぶ距離が406,000kmと357,000kmで約5万km近くなり、見かけの直径が約14%大きく見えているそうです。

曇りがちな1日でしたが、幸運にも明るい大きな月が西の空に昇っていました。



2023年2月23日木曜日

地球照の月に惑星が並ぶ

  車の行き交う陸橋の空に三日月がかかり、その下に惑星が2つ。薄雲が流れる中でも光を失わず際立つ。地表に近くより明るい金星(等級-3.9)と月に近い木星(等級-2.1)。3つの天体がほぼ直線上に並びます。

(スマートフォンで撮影)

 三日月の上半は地球照(earthshine)によって薄茶から薄青の淡い明かり。地球で反射した太陽光が38万km 先の月を照らす。月から眺める明るい地球を想像します。

(デジタルカメラで撮影)
 地球照の部分にはうっすらと月の地形も浮かぶ。
(デジタルカメラで撮影)
  三日月とはいっても新月から4日目。
月が”太く”なるにつれて淡い地球照は消えていきます。

2022年11月9日水曜日

皆既月食と天王星食(2022/11/08)ー見えないものが写る

  天気予報では皆既月食の空模様を気にして、更に惑星食が重なるのは442年ぶりとのことでニュースでも話題になっていました。

 当日(11/08)は雲もなく寒さもそれほど感じない「月見日和」。気が向いた時にシャッターを切ることにして月食を楽しむことにしました。

 手すりに乗せて手動で撮影. (HX400V). 

 倍率の高いデジカメで月を追うと思ったより動きが早い。6等級の天王星は私の肉眼では見えず、ファインダーでも確認できませんでした。

18:24 撮影

19:11 撮影
19:58 撮影(RX100III)
20:22 撮影. 矢印の小さな光は天王星
20:40 撮影 月の色が変化
20:52 撮影. 青い周辺部
21:09 撮影
 肉眼では皆既月食の満月はオレンジがかった”赤銅色”のブラッドムーンでした。地球の影は月からは一面の夕焼けに見えているのでしょう。太陽光が当たり始めると月面が青や紫に染められて写っていました。地球のオゾン層を通過した青い光が月に投影された”ターコイズフリンジ”と呼ばれる現象でしょうか。
*驚いたことに、ファインダーで見えなかった”天王星食”の動きが捉えられていました。天王星が月に接して”潜入”が完了する瞬間も。思わず「奇跡だ」と声を発していました。


  次の皆既月食は約3年後、同時に惑星食が現れるのは322年後の土星食とのこと。
 地球に住む私たちには楽しむことがまだまだありそうです。



2016年1月9日土曜日

明けましてー惑星接近

 2016年は元日からおだやかに始まりました。
ワンちゃんと一緒の早朝の散歩も寒さは感じませんでした。
 七草粥(かゆ)の朝,南東の空に細い月が弧を描き,その下にぽつんと明かりが見えました。
「明けの明星(金星)」ですが,ちょっと遅すぎたようです。
翌日(1/8)少し早めに出て星を待ちましたが,日の出まで雲は晴れませんでした。
1/9,5:45頃の南東の空。
月はなく,金星が輝いています。
よく見ると金星に接してもう一つ星があります。
土星です。

大接近の金星と土星,そして右下の赤い「アンタレス」。
これに月が加わった空を紹介したかったのですが,次の機会に。
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 アンタレスは「さそり座」の心臓にあたるといわれ,表面温度が低いので赤く見えます。しかし直径が太陽の700倍以上もあり,全天21個ある1等星のひとつです。