2016年4月24日日曜日

野外学習・千駄堀ー2016年度第1回

 第1回目は開始の9時頃まで雨でした。雨天決行です。
今年は公園中央口バス停前に集合です。
参加31名。30分前のバスで来た学生も。
まず,アリジゴク探し。傘の先で突つく姿もあり,前途多難か。
万貫田の湧水地点で台地と低地の説明を聞きます。
その後,2班に分かれて動物の観察です。
楠瀬先生から軟体動物のミスジマイマイのレクチャー。
変異や進化についてもふれます。
海老原先生から昆虫のレクチャー。もちろん実物に触ります。
撮影:嶽本美智
エサキモンキツノカメムシ
Sastragala esakii ツノカメムシ科
背中のハートとメスの子育てで有名。

10時からの自然生態園・観察会に参加。
定員を越えているために,ガイドの方が2名ついてくれました。
昆虫が専門の佐々木さん(左)。
貴重なイトトンボがいるらしい。
植物が専門の川端さん(傘を持った女性)。
説明を聞いてレポートのテーマを植物に決めた学生も。
移動中にサクラの樹皮で発見。
ヨコヅナサシガメ
Agriosphodrus dohrni サシガメ科
昆虫の体液を吸う肉食系。大陸からの帰化。

パークセンターで千駄堀の成り立ちや生き物の知識を仕入れます。
最後のポイント「縄文の森」では,復元された竪穴住居に31人全員が入りました。
当時の生活や自然環境の説明をガイドの方から受けました。
実習が終了する頃には晴れ間がのぞきます。
充実したレポート(ポスター)を楽しみにしています。
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大学の近くに残る緑地で学べることを幸いに思います。
ここから更に,自然の多様性や生態のしくみに関心を持ち,
守るべきものを考える一助になればと思います。