2014年5月23日金曜日

星空を撮るーネイチャーセミナーNo.5ー

 ネイチャーセミナー第5回・5月22日(木))桒原 健二先生(放射線学講座)の天体観測や星の写真についてお話でした。思った以上に関心は高く,歯科衛生士さん,衛専校の学生,学部学生を含めて20名以上が集まりました。撮影の苦労や工夫も話され,参加者からも多くの質問がでました。
会場は生物実験室へ
  桒原健二先生のスライドの一部を紹介します。
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 松戸歯学部で北の空を撮影。(1時間くらい)
 松戸歯学部で南の空を撮影。(1時間くらい)
松戸歯学部50時くらいの東の空(夏の大三角形)

 松戸歯学部のグランドで撮影したオリオン座(12)
松戸江戸川河川敷1223時くらい南の空:冬の大三角形

 天文部の行事で撮影した月の写真


江戸川河川敷で撮影された金環日食
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天体の魅力はどこにあるのでしょう。
発表の後,お茶を飲みながら参加した皆さんの懇談会なりました。
松戸歯学部からでもこんなに星が見えて撮影ができるならと,セミナーで実際に星をみる企画の希望もありました。実現したいですね。

2014年5月17日土曜日

新入生歓迎 at 上野動物園

 今年の新入生歓迎行事は上野動物園ツアーです。
班ごとに10問ほどの答えを探しながら園内を巡ります。
ゆっくりと見学するのは難しい。
相変わらずの人気です。ジャイアントパンダ。
スマトラトラ。トラの中では最小だが100kgに達する。そして,水が好きな珍しいネコ。
ニシローランドゴリラ。どうしても顔が緩みます。
カリフォルニアアシカ。今日は涼しそう。
新入生。Homo sapiens L.
永遠に動物園の定番,アジアゾウ。
マダガスカルの原猿類。ワオキツネザル。
世界最大の両生類,オオサンショウウオ。
何とも不思議な,ハシビロコウ。ペリカン目またはコウノトリ目の絶滅危惧種。
ヒガシクロサイ。木の葉を食べる先の尖った口。
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「野間馬のふるさと展」の掲示があったので,解散後に動物園ホールに行ってみました。
野間馬(のまうま)とは四国の松山にいた日本一小さい馬のことです。
(昔のミカン畑で働く野間馬の写真)
 江戸時代から背の低い馬を代々交配し,体高4尺(約120cm)以下という農耕馬として定着した在来品種です。戦時中,軍用馬としては役に立たないという理由から飼育されなくなり,戦後は機械化が進み,私は絶滅したと思っていました。しかし,わずかな生き残りが守られていたのです。ダーウィンの自然選択説も動植物を人為的に改良している農業の現場がヒントになっています。気になる日本の馬です。


2014年5月5日月曜日

ゾウのクリーニング

連休に野尻湖に行ってきました。
今年3月,大雪の中での湖底発掘とは大きく様変わりしています。
今回の目的は発掘された化石のクリーニング。
主にナウマンゾウの歯や骨です。
野尻湖ナウマンゾウ博物館にはナウマンゾウやオオツノジカの骨格が展示され,野尻湖の生い立ちや発掘の歴史も紹介されています。
ナウマンゾウの年齢ごとの臼歯を並べた貴重な展示。
収蔵庫にはこれまでの発掘で得られた様々な標本が保管され,研究に使われています。
 クリーニング作業は歯や骨の破片から砂粒や一つひとつ取り除き,強化剤で固めていきます。
うまくいけば,ジグソーパズルのように接合できます。

大きな臼歯もとり上げた時は泥や砂に埋もれた状態です。
竹串やブラシで丁寧に落とす根気のいる作業です。
その後,強化液で補強します。
すでにクリーニングが完了した上顎大臼歯の標本。
これは側面です。縦に並んだ板状のものを「咬板(こうばん)」と呼びます(ラメラとも 呼ぶ)。右下が咬合面です。
咬合面の形状。黒い長楕円形の輪郭がエナメル質(1),エナメル質に囲まれた領域が象牙質(2)でこれが「咬板」です。咬板をつないでいるのがセメント質(3)です。
(発掘標本の写真は野尻湖発掘調査団の承認を得ています。)
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生物学教室では,ナウマンゾウの歯を研究しています。
 中央の白い部分がエナメル質です。
象牙質(左)やセメント質(右)とどのように接着しているかを組織構造から調べ,ゾウの歯のできかたを探っています。