2016年2月8日月曜日

研究発表:味と骨「生命の文化誌」

 生物学2の試験の後,「生命の文化誌」(選択科目)の2グループが研究発表を行いました。
「水耕栽培と味覚について」(菊池隆典・岸本瞳グループ)
水耕栽培で野菜を育て,与える肥料や環境で味に違いが出るかを初めのテーマにしました。しかし水耕栽培が失敗し,味覚について調べることになった経緯から発表が始まりました。よい経験をしたと思います。
試験直後にも関らず,熱心に聞き入ります。
味覚についての文献的な調査と数名の被験者に様々な食品の味を試してもらった実験について,会場からの質問にメンバーが答えました。
「ハクビシンの骨格標本作製」
(小島彩代・小原沢桃花・三枝美穂・能勢明グループ)
動物の骨格標本を作りたいと集まったメンバーです。
動物の遺体を入手することは法律や施設との関係で予想以上に困難なことが冒頭に話されました。
今回は楠瀬先生から提供された四国の「ハクビシン」が使われました。
解剖の過程から骨にするまでの手順が紹介されます。
ハクビシンの分類上の位置や歯の特徴が調べられていました。
細かい作業が紹介され,いろいろと工夫を重ねたことがわかります。
放課後の遅い時間まで第7実習室にメンバーの姿がありました。
複数の質疑応答がありましたが,獣医学講座での動物学実習が生かされていました。
教卓に置かれた骨格の完成標本が誇らしそうでした。
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手と眼と体を使って取組むことで得られる経験は確かな知識になります。
発表者はもちろん,クラスの仲間にも伝わったのではないかと思います。

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