2013年9月9日月曜日

巨木につどう

 3本のクスノキは生き物が集まるなかなか良い場所らしい。建物の裏にあって意外に目立ちません。よかったと思います。
鳥や虫が梢(こずえ)から飛出したり吸込まれたりしています。
 樹冠の上のほうに,大きめの鳥の巣があります。双眼鏡で見ると洗濯屋さんのハンガーが大量に掛けてあります。中心部は木の枝で造られているらしい。
家主の姿は見ませんでしたが、カラスの黒い羽が落ちていました。
 幹の裂け目にできた洞(うろ)からはスズメバチ(Vespa属)の仲間が這い出してきます。スズメバチは生態系の上位にいる捕食性昆虫で,5種類ほどが普通に見かけます。オオスズメバチ(Vespa mandarinia japonica)の可能性もあります。噛みつく力も毒の力も強力です。巣のある場所に人が近づくと防衛のために周囲を飛び回り,大顎を打鳴らしてカチカチという警戒音を出します。危険です。そーと離れましょう。振り払うような急な動きは刺激になります。黒い色や香水なども刺激になるようです。攻撃して刺すと,毒液だけでなく警戒フェロモンを出して仲間を呼び寄せます。働き蜂が多くなるこの時期には特に近づかない注意が必要です。
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 巨木の中や周囲では様々な生き物がそれぞれのやりかたで生活を送っています。むやみに足を踏み入れないことも必要です。お互いの幸せのために。(観察には双眼鏡が必須)





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