西オーストラリア博物館は改装中で2020年にリニューアルオープンとのことでした。
この裏に建設する予定です。
郊外のウェルシュプールという町に移転していました。
巨大な倉庫が並び、ここに標本が収蔵され、研究室も併設されています。
哺乳類の骨格標本が納められた部屋。
標本の調査はここでさせていただきました。
別の棚には有袋類の剥製(はくせい)標本が並んでいます。
液浸の標本室。
成体はもちろん胎児の標本まで整理されています。
動物園では会うことのできなかったナンバットの剥製標を見せていただきました。
背中から腰にかけて特徴的な縞模様があり、体長30cmほどの美しい標本です。
ビニールの透明なシートに覆われていましたが、見とれてしまいました。
和名の「フクロアリクイ」に示されるようにシロアリを常食とする有袋類です。
Myrmecobius rostratus
キツネや野生化したネコによって生息数が激減し、様々な保護策がとられているようです。
上顎と下顎の骨格標本。食性を反映して、吻部の長く、
歯列は縦長で歯はどれも小さく繊細です。
有袋類が専門の学芸員、Kenny Travouillon 博士。
標本の案内と研究の相談にのっていただきました。
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