「貧乏草」(?)などと呼ばれたこともありますが,よく似た2種類の植物です。
これはヒメジョオン(姫女苑)です。
花は多数の小さい花の集合で,中央の黄色い部分が
「筒状花」,周りの白い花が「舌状花」です。
よく使われる区別の方法は茎が中空か詰まっているかを見ることです。
白い髄がつまっているのがヒメジョオン(左),ハルシオンは中空です。
茎を折らなくても葉の付きかたを比べるとわかります。
ハルジオン(右)は茎をぐるりと抱え込みます。
舌状花の花弁の幅はヒメジョオン(左)が広いですね。
ハルジオン(右)の花弁は先がピンクに染まることが多い。
ハルジオン(右)の花弁は先がピンクに染まることが多い。
舌状花を一枚,抜き取って比較すると,
ハルジオン(右)は子房の上に細い毛のような「冠毛」のあります。
冠毛はタンポポの綿毛のようになります。
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ともに北アメリカ原産のキク科の外来種でヒメジョオンErigeron annuus (L.) Pers.は江戸時代末に,ハルジオンErigeron philadelphicus L.は大正時代に,観賞用として渡来して全国に広がり野生化しました。
Which is which?
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