海老原智康 先生(歯科総合診療学)からの記事と写真を掲載します。
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「大学の中庭を歩いていると、上空から「キッ・キッ・キッ・・・」という鋭い声。
空を見上げると、空中の一点に留まり停空飛翔(ホバリング)をするチョウゲンボウ(ハヤブサ目ハヤブサ科)の姿がありました。
11/22, 大学構内
本種の大きさはハトくらいで、決して大きな身体ではありませんが、ネズミや小鳥、トカゲ、昆虫などを襲って食べる立派な猛禽類です。
普段は緑の多い江戸川の河川敷周辺で暮らしていますが、餌が捕り難くなる冬季には、獲物を探して大学構内や栄町の住宅地にもやって来ることがあります。
11/22,大学構内
朝や夕方のうす暗い時間の方が行動が活発になるようで、夕闇の中をひらひらと飛びまわる姿を見ることもあります。
みなさんも通勤・通学時間にはぜひ空を見上げて、チョウゲンボウの姿を探してみてはいかがでしょうか?」
追加:12/06.江戸川河川敷にて
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チョウゲンボウ(長元坊,Falco tinnunculus)はアジア・ヨーロッパからアフリカにかけて広く分布する小型の猛禽類です。江戸川の河川敷のような開けた生態系が生活を支えていますが,営巣場所がこの近くにあって一年中暮らしている(留鳥)のか冬になって別のところから移動して来たのか,興味のあるところです。
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