発見した海老原智康先生( 歯科総合診療学)から,記事をいただきました。
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「校舎棟1Fの廊下(中庭、駐輪場に抜けるガラス扉のある所)を歩いていたとき、中庭に面した校舎の外壁に1頭のクモがいるのを見つけました。
遠目にも大きく見えたそのクモは、よく見ると体長2cmを超える(脚を広げた先までだと5cm近くになる)大型のコガネグモ(クモ目コガネグモ科)でした。
寒さのためか、触ってもほとんど動きませんでしたが、周囲には網(クモの巣)を張っていた形跡もあったことから、暖かい日には活動していたようです。
ところで、大学を含めた栄町周辺で本種を見たのは初めてです。
恐らく松戸市内でもそう多くは生息していないと思われます。
本種を含めたクモ類の大半の種は、幼体の時期にバルーニングといって、腹部の先(糸疣)から空に向かって糸を出し、風に乗って長距離を移動する習性が知られています。
もしかしたら、今回の個体もどこか遠い地から風に乗って飛んできて、大学敷地内に住み着いたのかもしれませんね。」
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黄色と黒の太い帯模様の大きめのクモでで,かつては草原などで普通に見かけました。クモの巣のとことどころに白い太めの糸で足場が編んでありました。
コガネグモどうしを戦わせる「クモ合戦」という遊びをする地域もありました。
環境省のレッドデータカテゴリーによると,千葉県では絶滅の危険が増大している「絶滅危惧II類」に分類されています。
寿命1年のコガネグモ,来年も見ることができるのでしょうか。
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