2017年6月10日土曜日

古墳の石はどこからー我孫子中学・遺跡

 私の母校・我孫子中学校(千葉県我孫子市)の同窓会の定期総会に出席しました。
正門のうっそうとした木々に目が癒されます。
当時はすぐにグランドで,その奥に弧を描いた独特な形の校舎が建っていました。
「緑陰」と銘された,本を読む少女の像。
正門を入ってすぐに「高野山一号墳石室」の案内板があります。
約1,400年前の「前方後円墳」(長さ36m,高さ2m)から移設した石室で,7体分の人骨が残されていました(発掘調査1958-59年)。
強い日差しを受けて,石室を作る岩石がキラキラと光ります。
表面に板状のはがれがあって,断面には並行な細い割れ目(片理)があります。
「結晶片岩(片岩)」(変成岩の仲間)だと思います。
この石はどこから運ばれたのでしょう。
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 校歌にもうたわれる「筑波山」は花崗岩などの石材産地です。日本列島の西側を縦走する大きな境界「中央構造線」の北側に沿った「領家(りょうけ)変成帯」に属しますが,この変成岩は産出しません。
(大鹿村中央構造線博物館HPの図から改変)
 結晶片岩は中央構造線の南側に沿った「三波川(さんばがわ)変成帯」を代表する,低温高圧性の広域変成岩です。関東の産地では長瀞(ながとろ:埼玉県)が有名です。
この石の由来は考古学的な研究からはどのように考えられているのでしょう。
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同窓会総会前に合唱部の歌声に合わせて,「校歌」を斉唱しました。

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