例年にない大雪で,頻繁に除雪車が出ています。
3月の野尻湖発掘で産出した化石の整理・同定作業を
野尻湖ナウマンゾウ博物館で行いました。(哺乳類グループ:加藤禎夫さん)
骨片ごとに動物の種類を調べ,部位を決めていきます。
この3つはナウマンゾウとわかりました。
部位を決めるには博物館の展示室や収蔵庫の化石と見くらべます。
上は四肢骨と肋骨,下は頭蓋骨です。
解剖の本を調べ試行錯誤を繰り返した結果,肩甲骨が浮かびます。
収蔵庫にある現生のアジアゾウ標本(動物園で亡くなった個体)。
ひと抱えもある肩甲骨(左)を運び出します。
遺物番号20NIC4-43は,左肩甲骨・肩甲切痕の肩甲頸から棘上窩にかけての部位であることが判明しました。
作業後の哺乳類ゼミ。
今夜は有袋類のテーマで発表しました。
少々ナウマンゾウに疲れましたので,楽しんでいただけたようです。
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