夏の名残り,セミの抜け殻。
サクラの木に小さな卵の殻のようなものがいくつも付いていました。
これはイラガの仲間の繭(まゆ)です。
色が似ているので樹皮の一部のようにみえます。
幼虫が繭をつくりその中で蛹(さなぎ)で冬を過ごすと考えられています。しかし,少し歩き回った限りでは穴の開いた繭ばかり。
成虫になって出て行ったものだけでした。
殻の中に何かが見えています。
スケールは1mm |
クモの巣が掛かかり,黒い虫がみえています。
蛹の腹部です。脱皮する前に食べられたようです。
誰が食べたのでしょう。
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この繭は「ヒロヘリアオイラガ」,
Parasa lepida (チョウ目イラガ科)のものです。
1920年代に南方から侵入した外来種で,1960年代から関東に広がったようです。
幼虫と成虫は見つけたら紹介しましょう。
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気になる黒い虫は
数日後,同じ場所で死んでいました。脚は6本。
このクモの巣の持ち主ではないようです。
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