2013年9月21日土曜日

樹皮に咲く

 前庭のハナミズキには別の植物が付いていました。
樹皮に数種のコケや白っぽい地衣類が取り付いています。
コケの中に小さい筒状の花のようなものが見えます。
コケの胞子嚢である朔(さく)です。花ではありません。
サヤゴケ
ヒナノハイゴケ科
Glyphomitrium humillimum
胞子が見えます。朔の中で減数分裂が起こり胞子がつくられます。
顕微鏡でのぞくと,とがった朔歯(さくし)と中までつまった胞子がわかります。
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胞子が細胞分裂(発芽)をして植物の本体(配偶体)になります。そこで造卵器と造精器を形成し,精子と卵をつくります。染色体数は半数(n)のままです。
サヤゴケは大気汚染にも強いコケといわれ,多種類の樹皮に生育しています。

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