今回も「千駄堀を守る会」の皆さんに観察スタッフとして案内をお願いしました。植物、昆虫、クモ、野鳥と多岐にわたって入門から専門的な質問まで受けていただけます。
さっそく遊歩路の落葉の陰に白い小さな目立たないキノコを発見。学生も慎重に地面を掘っていきます。
全体が見えてきました。「冬虫夏草」と呼ばれるキノコの仲間です。
これは「ツクツクボウシタケ Isaria sinclairii」。
子嚢菌類,バッカクキン目,スチルベラ科に所属。
ツクツクボウシMeimuna opalifera(セミの1種)の幼虫に取り付いて,それを栄養に生活している菌類。キノコといっても地上部は綿棒の先に白い粉がこびりついた様な形をしています。
地中の部分は菌糸がしっかりと巻き付いて幼虫は見えません。
どこにどのように入っているのでしょう。
どこにどのように入っているのでしょう。
白い粉は分生子という無性胞子で体の一部が体細胞分裂で増えたものです。
この先、ツクツクボウシタケはどうなるのでしょう。
来月また見てみませんか。
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