2024年10月17日木曜日

スーパームーン (2024/10/17)

今年最も大きな満月。

国立天文台によると、今年最小の満月(2月24日)と比較すると、地球と月の中心を結ぶ距離が406,000kmと357,000kmで約5万km近くなり、見かけの直径が約14%大きく見えているそうです。

曇りがちな1日でしたが、幸運にも明るい大きな月が西の空に昇っていました。



2024年9月13日金曜日

風と光のモニュメントー和光国際高校

厳しい残暑の中、埼玉県立和光国際高校に伺いました。

 2008年に「総合的な学習の時間(理科)」授業を依頼されてから毎年来ているにもかかわらず、校門すぐのモニュメントに初めて気がつきました。当時の校長の三澤善道氏にお聞きしたところ、創立20周年を記念して2006年に設置されたとのこと。デザインは全校から公募し生徒会で決めたそうです。


 作品名は「風と光のモニュメント」で頭部が回転し風力と太陽光で発電しています。発電表示の窓があり、3面に本校のモットーである"Read","See","Think"が記されています。


自然エネルギーの電力で照明や装飾ランプが点灯するのは素敵です。


・「仕様」 がわかりました。(協同組合「プロード」のHPから)

  ・風力発電 15W/45V-0.192A  1基

  ・太陽電池  40W  1枚

  ・ライトアップ照明 白色LED 72個

  ・水滴部照明用 3色LED 44個

  ・文字用光ファイバー 3色LED 11個



2023年2月23日木曜日

地球照の月に惑星が並ぶ

  車の行き交う陸橋の空に三日月がかかり、その下に惑星が2つ。薄雲が流れる中でも光を失わず際立つ。地表に近くより明るい金星(等級-3.9)と月に近い木星(等級-2.1)。3つの天体がほぼ直線上に並びます。

(スマートフォンで撮影)

 三日月の上半は地球照(earthshine)によって薄茶から薄青の淡い明かり。地球で反射した太陽光が38万km 先の月を照らす。月から眺める明るい地球を想像します。

(デジタルカメラで撮影)
 地球照の部分にはうっすらと月の地形も浮かぶ。
(デジタルカメラで撮影)
  三日月とはいっても新月から4日目。
月が”太く”なるにつれて淡い地球照は消えていきます。

2022年11月9日水曜日

皆既月食と天王星食(2022/11/08)ー見えないものが写る

  天気予報では皆既月食の空模様を気にして、更に惑星食が重なるのは442年ぶりとのことでニュースでも話題になっていました。

 当日(11/08)は雲もなく寒さもそれほど感じない「月見日和」。気が向いた時にシャッターを切ることにして月食を楽しむことにしました。

 手すりに乗せて手動で撮影. (HX400V). 

 倍率の高いデジカメで月を追うと思ったより動きが早い。6等級の天王星は私の肉眼では見えず、ファインダーでも確認できませんでした。

18:24 撮影

19:11 撮影
19:58 撮影(RX100III)
20:22 撮影. 矢印の小さな光は天王星
20:40 撮影 月の色が変化
20:52 撮影. 青い周辺部
21:09 撮影
 肉眼では皆既月食の満月はオレンジがかった”赤銅色”のブラッドムーンでした。地球の影は月からは一面の夕焼けに見えているのでしょう。太陽光が当たり始めると月面が青や紫に染められて写っていました。地球のオゾン層を通過した青い光が月に投影された”ターコイズフリンジ”と呼ばれる現象でしょうか。
*驚いたことに、ファインダーで見えなかった”天王星食”の動きが捉えられていました。天王星が月に接して”潜入”が完了する瞬間も。思わず「奇跡だ」と声を発していました。


  次の皆既月食は約3年後、同時に惑星食が現れるのは322年後の土星食とのこと。
 地球に住む私たちには楽しむことがまだまだありそうです。



2022年8月26日金曜日

小さなキツツキ:コゲラ

  朝の散歩にわずかな林はありますが、多くの緑は庭の中です。
それでも、小さな鳥たちにとっては伴侶を探しテリトリーを競い合う”自然”です。
 庭木の移り渡る小さな影が目に留まりました。濃い褐色に白い斑点が帯状に並んだほぼスズメ大の小鳥、「コゲラ」です。

 Memo:コゲラ. 体長約15 cm。Dendrocopos kizuki (キツツキ目 キツツキ科)日本最小のキツツキ。留鳥。英名は Japanese Pygmy Woodpecker。日本周辺の東アジアが生息域。昆虫などの小動物を食べ、広い縄張り(20ha)を持つ。

 枝を回りながら上下に移動して細かく動き、正方形の幾何学模様のジャケットを着ているように見えます。「ギー」ときしむように鳴きますが、今日の動画では中ほどで1度だけ聞こえます。


この近所を縄張りにしているなら更に「つがい」になっているなら、これからも出会う機会があるでしょう。楽しみです。



2022年8月2日火曜日

猛禽類 ”サシバ” に出会う

 2年前 (2020)に姿を見かけて、画像に残したいと思っていたサシバに出会えました。
(2020/09/19 スマートホンのカメラで撮影)
住宅地にわずかに残された林の梢に、カラスとは違う灰色の羽ばたきに気がつきました。
タカ目タカ科 Butastur indicus 体長約50cm この個体はメスの成鳥。
近くで繁殖しているのだろうか。
メモ:トカゲなどの小動物や昆虫を捕らえて人里近くでも生活する。
4月ごろ夏鳥として飛来し9月ごろから南西諸島を経由して東南アジア、ニューギニアに渡り越冬。
こずえの間からのぞく鋭いくちばしと眼光

南へ渡るまでに飛翔する姿をとらえたいものです。
現地は茨城県牛久沼から稲敷台地に入りこんだ谷戸(谷津)の斜面林です。住宅に囲まれ伐採もされていますが、次のシーズンも彼らが止まる木が残るでしょうか。

2022年7月22日金曜日

巣立ちの1日ーヒヨドリ

桃の木の中に動くものを見つけました。
3羽のひな鳥です。

この木に鳥の巣はなかったので、今朝来たのです。
体を寄せ合って頼りなく枝に捕まっています。
まだ羽毛の生えそろわないヒヨドリの雛(ひな)です。
”ヒーヨ、ヒーヨ”とかん高い親鳥の声に反応します。

親鳥は離れた電柱から雛鳥に呼びかけますが、人の気配がなくなるまでは近づきません。
枝や葉に隠れるように素早く雛鳥に餌を与えては飛んでいきます。

メモ:ヒヨドリ:スズメ目ヒヨドリ科 Hypsipetes amaurotis(英名 Brown-eared Bulbul)日本周辺の鳥。スズメとハトの間ほどの大きさ。大きく波打つような飛び方。冬に果物を置くと他の小鳥を追い払ってしまうので困る。
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 午後になって、3羽が枝をぎこちなく渡り歩く様子がみられました。そしていつの間にか姿を消していました。桃の木にいたのは朝8時ごろから午後3時ごろまで。まだ自由に飛べるとは思えないので、親鳥と別の木に移っていったのでしょう。
 ヒヨドリの雛は卵からかえって1週間程度で巣立ち、自力で生活するまで約1ヶ月は親鳥の保護下にあるとのこと。今日は何日目だったのでしょう。無事に成長していきますように。