2015年1月25日日曜日

千駄堀・新年

 2015年初めての千駄堀・野外実習。おだやかな日曜日になりました。
 今日は水辺に収穫がありました。
中央の池にオオバンの群れ。岸近くを10数羽,悠々と。
 カルガモ。
カワウ。
野鳥観察舎からプロミナーでのぞく先には。。。
 カワセミの姿。5分以上はこの木にいました。
(田山隆史君,撮影)
低く飛ぶダイサギ。
カワセミが魚を捕る行動は観られませんでした。
大きなコイに挨拶。
今回の3名は最後の参加者。
レポート(A4ポスター)が期待できます。

2015年1月21日水曜日

顕微鏡試験・組織学

 今年度の組織学(2年次)も顕微鏡試験までたどり着きました。
開始の合図を待ちます。
スライドの画像試験とは違った緊張感があります。
17台の顕微鏡のプレパラートを自分で見て,問に答えていきます。
動かせるのはピント合わせのみ。
初めてのような気がしても,必ず観察したものが出題されます。
ポインターがずれていないか,順に確認していきます。
最後の見直し時間。
顕微鏡の片付けをする学生と大学院生のTA(ティーチング・アシスタント)。
組織学実習は終わりました。



2015年1月17日土曜日

オポッサム,高校へ行く

 昨年,高校生から有袋類について調べたいのでオポッサムのことを教えてほしいとの問合せがありました。推敲を重ね改訂されてゆく原稿を受取っていましたが,先日,口頭8名ポスター8名の選抜者として発表しますとのメールが来ました。
 当日,千葉県立東葛飾高校の「医歯薬プレ講座・研究発表会」と名された会場を,生徒・父母に混じってのぞいてみました。(柏市の医師会からも参列されていました)
 発表者の浜岡李帆さんとはこの日が初対面です。
有袋類の中でオポッサムを取上げた目的が説明されます。
提供した胎児の写真は有袋類の説明には効果的でした。
有袋類の限られた分布について,大陸移動を軸に説明します。
生態や繁殖・成長など会場からの質問も多く,手応えを感じたことでしょう。
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 引き続いてポスターセッションに移ります。 
医学・医療関係の広い分野にわたり,説明もしっかりしていました。
歯磨剤の発表は,自らの実験を加えた興味深い内容でした。
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ここは私の母校ですが,その変化に40年前の記憶を重ねるのが難しい。
時間の離れすぎた後輩達に声をかけるのもためらわれました。

2015年1月13日火曜日

カエルの発生をたどる

 年をまたいでカエルの卵(胚)を観察しました。
 12月は発生を10段階に分けて,胚の形態をスケッチしました。
 のぞく,くらべる,スケッチする。
未受精卵と胞胚期,二細胞期と神経胚に取り違いがみられました。
液中では動物極が上になるので,図と見比べるには筆の先でそっと動かします。
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新年(2015年)に入り,胚の断面を観察しました。
原腸胚を両刃のカミソリで切断。
実体顕微鏡下での作業は思うように行かないようです。
原口からの陥入と胞胚腔・原腸の様子をスケッチ。
中胚葉を区別するのはなかなか困難。
横断した尾芽胚の内部構造を顕微鏡で観察します。
神経管・脊索・体節・腎節・側板・腸管を見分け,
細胞の違いまで観察できれば完成です。